1980年代初頭。パレルモの大物マフィア、ブシェッタが、麻薬取引をめぐって激しく対立していたコルレオーネ派との仲裁に失敗した。するとブシェッタがブラジル滞在中、冷酷なサルヴァトーレ・リイナ率いるコルレオーネ派は、パレルモ派のメンバーを次々と抹殺し、ブシェッタの息子ふたりも行方不明に。やがてブラジルで逮捕され、イタリアの司法当局に引き渡されたブシェッタは、マフィア撲滅に不屈の執念を燃やすファルコーネ判事から捜査への協力を求められる。そして麻薬と殺人に明け暮れて堕落したコーザ・ノストラに失望していたブシェッタは、固い信頼関係で結ばれたファルコーネに組織の情報を提供するが、それはコーザ・ノストラの血の掟に背く行為だった……。
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